ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」が、2023年大晦日に開催される「第74回NHK紅白歌合戦」に初出場することが21日に明らかになりました。この夏、デジタル市場での活躍が目覚ましく、音楽界の主役に急浮上したバンドが、念願の紅白切符を手に入れました。
紅白制作チームの選考基準
紅白制作チームは早い段階からMrs. GREEN APPLEをリストアップしていました。今年4月に配信された「ケセラセラ」を含む5曲が、サブスクリプションの再生回数1億回を突破。紅白制作チームは「今年の活躍」を選考基準の一つとしており、これを十分に満たしていると判断されたようです。
デジタル市場での躍進
Mrs. GREEN APPLEの知名度が一気に広がったのは、この夏のことです。7月に発売されたアルバム「ANTENNA」がオリコンのデジタルチャートで2週連続1位を獲得しました。また、Spotifyではトップソング10位以内に4曲がランクイン。アップル、LINEの各サービスでも上位を占めるなど、デジタル市場での勢いは止まりません。
ライブバンドとしての評価も急上昇
同月からのアリーナツアー、8月には埼玉・ベルーナドームでの初ドーム公演も成功させ、ライブバンドとしての評価も急上昇しています。音楽関係者は「サブスク人気とライブ実績で、名実ともにトップアーティストの仲間入りを果たした」と評したとされています。
結成からの歩み
2013年に結成されたMrs. GREEN APPLEは、ボーカル&ギターの大森元貴(27)を中心に活動しています。バンド名に込められた「いつまでも熟さない青リンゴのように」という思いは、彼らの楽曲に新鮮さと斬新さを与えています。スポーツとの相性も良く、2019年には全国高校サッカー選手権の応援歌や、今年のフジテレビのバレーボール日本代表応援ソングに「ANTENNA」が起用されました。
活動休止からの再開
2020年7月に活動を休止した後、昨年3月に「フェーズ2」として活動を再開。この時のヒット曲「ダンスホール」も話題を呼び、昨年の紅白出場の可能性もささやかれました。満を持して立つ紅白の舞台で、Mrs. GREEN APPLEはどのようなパフォーマンスを見せるのか、大いに注目されています。
バンドの現在
現在は大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架の3人で活動しており、2015年のメジャーデビュー以降、様々な楽曲をヒットさせています。最新アルバム「ANTENNA」はデジタルのみならずCDでも17万枚のセールスを記録。4月期のテレビ朝日系ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌「ケセラセラ」もヒットしています。
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